思いがけずアメリカンスクールの教師になってしまった

教員免許があるのなら、基地内のアメリカンスクールで日本人教師を募集しているから応募してみたらと、当時の基地従業員採用窓口の方からある日連絡をもらった。「へぇ~、基地の中にも小学校があったんだぁ。」と、どんな仕事なのか何も知らずに面接を受けたところ、なぜか採用されてしまった、というのが私のアメリカンスクール体験の始まり。

 

担当教科は、カリキュラムも教科書もワークブックもない

「日本語・日本文化」

20年以上も前で、コンピューターもインターネットも一般的には普及していない当時の何もない教室で、何をどう教えたらいいものかと途方にくれるばかり。自分が受けてきた日本の学校での授業をイメージして、なんとか準備をするものの、まったく授業にならない。先生対全クラスの講義形式ではなく、生徒が主体となって活動できる授業案を作らなければ、生徒達は退屈なばかりということも気づかなかった。

 

アメリカ式クラスマネジメントを何ひとつ知らなかった

なんといっても、アメリカンスクールのシステムや実践に無知だった私は失敗ばかり。「どうすれば子供達は静かに授業を聞いてくれるのか?」答えの見つからない毎日で放課後誰もいない教室で涙を流したことも…。効果的な指導とは生徒を「しつける」のではなく、クラスを「マネージメントする」という事をまったく知らなかったからだ。

 

誰も私を助けくれなかった

日本人教師は私ひとりだったので、周りのアメリカ人教師達に相談するものの、個人主義のアメリカ社会では、新人といえども教師として生徒の前に立つからにはプロ。誰も手取り足取り教えてくれはしなかった。冷たいなぁと悲しく思ったりもしたけど、おかげで、「誰も頼れない。自分のやり方を変えるしかないんだ。」と、早く開き直れた。今思えば、アメリカ人の先生達も自分が知らない日本の事を教える私を助けようがなかったのでしょう。もしかして絶望的だからほっておかれたのかもしれないけど。

 

英語力も内容のある授業をするには、ほど遠かった

高校時代は海外に憧れ、外国語大学に入って英語をどっぷり勉強しようと、受験英語を頑張った。大学ではスピーキング力を身につけようと楽しみにしていたのに、高校の延長のような一方通行の講義型授業ですぐに興味をなくした。最初の就職も英語はまったく使わない職場だったけど、実家のある基地の街に戻ってきてから、英会話サークルに入ったくらいで、当時はなんとか日常会話ができる程度だったと思う。英語力のあやしい私の授業を生徒達が静かに聞いてくれなかったのは当然。

 

アメリカンスクールの教師の仕事は、

自分の英語力をつけなければ授業が成りたたない

私にとっては「生きるか死ぬか」と言えるほど、英語力の必要性をつきつけられてきた毎日をなんとか20年以上サバイバルしてきたなかで、実践英語力は身につけることができた。私の授業進行がまずいと、すぐクラスはざわついてくる。私の努力の結果を即返してくれる生徒のおかげで、常にもっとレベルアップしていかなければいけないという危機感とモチベーションも保つことができる。

 

自分がすべて体験してきたから、

英語学習者の気持ちはとてもよくわかる

私はバイリンガルでも英語の先生でもなく、英語で仕事をしているというレベル。まだまだ全然英語力不足、という劣等感や敗北感にうちひしがれる日々も。生徒がモソモソと言った事が聞き取れず、2,3回聞きなおすうちに、もういいよと言われたり、もっと適切な単語を選んで話したら生徒はもっと理解できただろうなと反省する日々。「どうすれば英語が話せるようになるんだろう」,「学習が続かない」,「上達しない」,「発音が上手くなりたい」と、悩み壁にぶつかる人達の気持ちは、すべて私自身が経験してきたこと。

 

今では、英語は私の生活の一部

現在、なによりも幸せに感じるのは、仕事から離れたプライベートな生活の中で、自然に英語を楽しめていることです。英語がある程度できることによって、自分の生活がもっと楽しく広がってきたと感じています。言語を身につけるのは長い道のりですが、英語を自分の生活の一部にすることによって、楽しい道のりが続いていくと思います。みなさんにも英語を使うことでハッピーな時間を増やしてほしいと願っています。

 

 

 

Enjoy Your Life with English!

English is a wonderful tool to spice up your life and make it more enjoyable. It will also expand your life into the global world.

Especially for adults, English should not be merely a school subject that you have to study hard and clutch your textbooks. There are numerous ways to enrich your life with English.  For example I enjoy watching American suspense dramas, reading Nicolas Sparks’ romantic novels, and getting inspired by foreign artists when I am surfing their websites. English is an integral part of my life and I feel fortunate to have enough English ability to feel like a member of our global society.

What are your dreams of learning English?  I’m here to help you to make them come true.
Let’s get started!

 

 

英語コンシェルジュYOKO (浜桐陽子)

神戸市外国語大学英米学科卒業、中学校教諭1種、高等学校教諭1種免許(英語科)
University of Toronto  TEFL(外国語としての英語教授法)修了
TOEIC950点(リスニング495点満点)
在日米軍基地内アメリカンスクール教師
岩国短期大学非常勤講師として、市民生涯学習オープンカレッジ「保育英語」講座、2019年度教員免許更新講習にて「幼児教育の現場における異文化理解」講座担当